公園ができるまで  *5/2リンクの不備を修正

 すぐれたドキュメンタリー(映像レポート)、『宮下公園 TOKYO/SHIBUYA(前・後編)』について。
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/351 (前後編併せて一時間ほどです。)


 ご覧のように、これほど分かり易い「危機」はない。これは民主主義の、理性と対話の、偽装であり、ゆえに犯罪的である。企業であれば、偽装問題を起こせば法の下に裁かれる。にもかかわらず、そうした法を定めた政治家であれば、あるいは政治家たちを抱き込めた企業であれば、なぜか不問に付されるのだとしたら、これは理不尽である。(渋谷区民は、リコールしたり選挙で落としたりすることで、政治家としての彼らの資質に対し判定を下すことが出来る。)
 公園を作るという決断および権力の行使は、その普遍性、あるいは正義の点で、検証されねばならない。我々は、『宮下公園 TOKYO/SHIBUYA』によって、作ることの正当性に関する政治的手続き(「ここにXを置くべきか」)について、検証のためのレポートを得た。一方で、むろん、さらに検証されねばならないのは、事物としての公園に関する制作上の決断および権力の行使(「ここに何が置かれるべきか=Xとは何か」)についてである。
 「ナイキ・パーク」の建築を担当するのは、アトリエ・ワンである。彼らへの公開質問状を作成した246表現者会議の人々同様、私もまた、建築家を詰問したり非難したりするのではなく、そのコンセプトの正当性について、これを知りたいと思うし、また、これについて議論するべきだと考える。( リンク アーティスト小川てつオ氏による、公開質問状およびレポート )


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